いろいろ考えながら演出助手をやらさせていただいております。。
行き帰りの電車の中でスタニスラフスキーの本を読んでいるから余計に考えます。
「身体、声での表現の仕方」をまず教えて、それから感情をつけさせてもいいんだけど
そこで役者・・・役の感情がついてこないと中身は空っぽになるから
そうなると自分の教え方とかってあかんよな・・・とかね。
役作りのアプローチ方法でいろいろあって、形から入るものもあるし
中、性格や感情から作るものもあって、どちらもいいのだけれど
どちらも役を生きないと無意味だったりもして。
どちらかというと、形だけ出来てしまうのが一番怖いのよね。
今の稽古でも、演出が細かく動きをつけていっているのだけれど
本当は役者から演出にアプローチをしていかないといけないんだよね。
で、どうしても役者側は動きに捕われて感情がついてってなかったりとかも見られる。
(ベテラン勢はそんなことはないのだけれど、若手にはついついなってしまう)
だから、私は「動きに捕われなくっていいから」と言っているんだけどね。(演出も)
動きに捕われたりするもんだから、先読みもしがちなんだよね。
で、やっぱり役者自体が役作りというか、その役自体を理解しきれていなかったりするから
その補助をしたりもするんだけれど。
技術的なものを教える時とか結構考えてしまうのだな。
うん。うまく感情を乗せてって昇華できればいいのだけれど。
私も若手だけれど、まだ場数が少ない人たちに対する教え方は慎重になります。
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