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「また、あした」
「また、こんど」
そう　いえることは、しあわせなこと。
そのことを、いつも、いつまでも
おぼえていたい。

このせかいには、たくさんのひとがいる。
そのなかで、ことばをかわせるひと、
えがおを　みせあえるひと、
やくそく　できるひと、
そういうひとは、ほんの　わずか。
「また、あした」と
あたりまえのように　いえること。
あしたも、そのつぎのひ　も
あいたいと　おもえること。

きょうも、あしたも
「また」と、いいたい。



＊


これは、今日のナレーションの授業で
最後にみんなで群読したものです。



「感謝」というお題をもらって
考えていたんですが。
言葉にならなくて、なんにも思いつかなくて
だから、思いつくままに喋ろうかなって思って学校に行きました。


でも、学校に来るまで
なんだか心が晴れませんでした。
一生懸命、音楽の力を、貴教に力を貸してもらって
歩いていました。

授業は、最初はみんなの
「感謝」のフリートーク。


最初っからみんな泣いてて。
私、結構人の涙に弱い子なので
うるうるしてたのですが、そこは踏ん張ってて。

私は、泣かないし、泣けないんだろうなって思ってたんですが
喋ってるうちに涙が出てきて。
話したいことがたくさんあって
でも（時間もなくて）話せなかったんですけど。

最後は「ありがとう」と。


みんな喋り終わったあとは

先生からの言葉があって。

前記した「また、あした」の群読をしました。

一行ずつ読んで、２周しておわったら
そのあとみんなで一斉に読んだんですけど。

ちょうどみんなで読むところが
「このせかいには、たくさんのひとがいる」から
始まって、もう感極まって今度は
もうボロボロと泣き出しちゃって。




この「最後」を意識しだした時から
日常は非日常になって
この「日常」が大好きで、居心地よくて
でもいつかはなくなる「日常」で。

だから
すごく泣けてきて。


最後の挨拶したあとに
隣にいた友達がね
抱きしめてくれてね、
すごく嬉しかった。

一回は、
「抱きついてると、余計泣くから」っていって
離れたら「いいよいいよ」ってまた抱きしめてくれて。



最後に先生から
先生のライブのチラシと名刺をもらいました。

先生の名刺すっごいきれいなの。
バラが前面に描かれてた。




それからは休憩に入って。
それはいつものように
でもちょっと違った休憩時間。


なんだか優しかった。
みんなの心が穏やかっていうか。
私も、いつもキツく冗談を言って
喋ってる友達に、気持ちが優しかったと思うの。


やっぱり人って涙を流すと
優しくなれるんだね。

っていうか　きっと
こういう日常は永遠じゃなく
終わりはもう近いと改めて知ったからかな。


それからはアテレコ実習。


先生はいつもよりなんだか足早に
授業を始めてて。

ちょっとなんだか違和感を覚えていたんだけど。


教材は、めっちゃ笑える作品（笑

私は悪いねーさん役（笑


でも、めっちゃ遊べる面白いシーンで
ポジションだったのでよっしゃって思ったね。


最初は前半部分を観て。
そこからはプレビューを２，３回やって
あとチームに別れて読み合わせだったり。
休憩はあったんだけど各自で
あとはプレビューの時間に回したり。

６限目に入ったら早速収録。

私は最後のＤチームだったので
みんなの収録を見てたりしてたんですが


なんだか、気持ちが重くて。
原因はわかるんですけど
理由がわからなくて。

すごく深呼吸を何回もした覚えがあります。


私のチームの収録は
遊んだし、自分でも納得のいくものでした。
ただし、渇舌があまりよろしくなかったり
いい間違えたりしましたが（笑

まぁ、でももうちょっと遊べたかもしれません。



んで、マイクとか片付けたあとに
録ったものをプレイバック。


プレイバックしてる最中に終了のチャイムが鳴って
全部見終わったら、すぐ終わりでした。


私は先生にお礼を言おうと思ったんですが
他の人が先生と話をしてていけなくて。
私はそのままエレベーター乗ってエントランスに行って
友達を待って、友達が来たらトボトボと学校を出て歩いていて。


私は、すごくモヤモヤしてて。
すっきりしなくて。
でも、どうしようって考えて・・・


んで、スクランブル交差点の手前で
友達が「どうするの？」って聞いてくれて
私が、「お礼言いたいんだけど、どうしようかって思ってて」と言ったら
「そうかー」って言ってたんだけど。

友達はなんもたいしたこと言ってないんだけど
友達の存在が背中を押してくれて

私は「（第一校舎の）４階（教務室）の前で待ってる」といって
友達と別れました。
もちろん「ありがとう」っていって。



んで、第一校舎のエレベーター待ちをしてると
エントランス部分の階段から先生が上っていくのが見えて
先生も私に気づいた様子。


私は４階について、先生を待ってて。


しばらくしてもこないから
もしかして先生、２階の機材庫に鍵を戻して
帰っちゃったのかなって思って不安になって。


でも先生が来て、
先生はなんだか元気ない様子で
「おつかれさまです」と
先生はそのまま教務室に行ってしまいそうだったので
私が呼び止めたら、元気がない返事で
「大丈夫ですか？」と思わず聞いてしまったほど。

そりゃーもちろん、「大丈夫だよ」って返ってきたんだけど。

私は「お礼を言いたいんですけど」って言ったら
「まだ卒業してないやんっ　ってかこれからバンバン会えるやん」とか
言われて「でも、授業は最後ですし」と。

なんか、そのままで聞く体制になってたので
私は「ゆっくり話したい」みたいな事を言ったら
先生は急いでいる様子だったので
「あまり時間はお取りしませんので」と
先生は荷物をとりにいって。


帰ってくると、
先生はＳ先生（担任の先生）とこれから会わなくちゃいけないと言ってて。


私は、その場でお礼を。

「先生といる時間　先生がいる場所がすごく好きでした」
と始めに言葉を出すと

先生が「そうかーありがとなー」と半分驚いて笑いながら。


途中で私が言葉に詰まって
「うまく言葉にできないんですけど・・・」と笑いながら言うと
先生も笑ってて。

私が「芝居や人としても、すごく要な存在でいてくれて
すごく感謝してます」と
言葉に詰まりながらも言うと
先生は「いやいやこちらこそ、ありがとうな」と言ってくれて。


先生の顔や目を見ながら話してたんですけど
先生の目じりら辺が、少し光ってて。
それは私が話をする前からだったんですが。


んで私が「授業が終わったあとに言おうと思ったんですが」
と言ったら、
先生はこういう最後って苦手みたいで
思い入れが深い年だと、余計にダメみたいで
ささっとやって、ささっと終わりたいって。

先生が
「こんなおっさんが泣いたらあかんやろ」
的な事を言ってて
私は「いいえいいいえ」と。


でも、だから今日の先生
なんだか違和感があったのは
そういうことだったのかなって。



最後に「２年間、ありがとうございました。
これからも宜しくおねがいします」と
握手をして別れました。



お礼を言ってる時は
涙は出てきませんでした。


が、バスを待ってる時と
バスの中ですごく泣いてました。



最後ではないってわかってるんだけど
すごく寂しくて、苦しくて。


本当に、すごくすごく大きな存在なんだって
先生は私にとって大切な人なんだって。


バス停にいるときは
本当に何も考えられなくて
真っ白で、まるで抜け殻で。


私はこれからも私で
いつもの私で、笑っていける。
でも、先生がいるからもっと輝いていられたんだって
思いました。


最後ではないし、まだ会えるし
でも、すごく悲しかった。
寂しかった。


今でも、先生とのことを考えると泣けてきます。



明日も最後の授業があります。
ナレーションⅡとアクティング。


明日もこんな感じなのかな（笑










でも、泣けるっていうことは
きっと良い２年間を過ごしたっていうことだと思います。
そして、いい友達といい先生に出会えたこと
すごく嬉しくて、私の宝物だと思います。

かけがえのない、２年間でした。




まだ、卒業じゃないけどね（笑

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