バイトでのこと。


私が作業をしていると
その通路のど真ん中に男の子がべたーと座っています。
んでその横にお母さんと一つか二つぐらい上だろうおねーちゃんが見下ろしてます。


その男の子の手の中には一つの玩具。


お母さんは「早く戻してらっしゃい」と言っていたので

きっと男の子はその玩具が欲しくてだだをこねてるのだな、と

少し微笑ましくその親子を横目に作業していたのですがー


お母さんが必死に戻して行くよっと言っても、男の子はだまーって座っています(笑)
一向に動く気配がありません(笑)


私はその親子がいる近くの棚に品物を出したかったのですが、長引きそうだったので他の通路を先にと移動して、そこの通路が終わって、そろそろ終わったかなっと思って戻ってきたら


ただ、通路の邪魔にならないように縁に移動しただけのようです(笑)

相変わらず男の子は折れない様子。

んで私は持ってきたトラックが終わったので、ちょっと惜しい気がしつつバックに戻ってゴミを片付け、新しいトラックを持ってきて店内に戻ると

同じ場所にまだ親子がいました(笑)


必死のお母さんの行動もその男の子には効かないようで
お母さんが「置いていくからね」とおねーちゃんと一緒に行こうとするとちょっとわめきながら男の子も着いてくるのですが、玩具は持ったまんま(笑)

「じゃあ（玩具）置いてきて」と言っても折れる気配なし(笑)

その堂々巡りで、攻防は続きます(笑)
おねーちゃんも叱るのですがききません。


しばらくすると、お母さんは困り果てた顔で、ずっと沈黙していたのですが
お母さんが仕方ないと折れたみたいで、その玩具を持ってレジに行きました。


男の子は「当たり前」というような、平然とした様子でレジに着いて行きます(笑)


そしてこの冷戦に決着がついたように思った



その時！



男の子がレジの前でべたっと座りわめきだします。

私は何事かと思い様子を見てましたが


どうやらお母さんレジに持っていって精算中に、「これ（玩具）いいです」と返品したらしいのです。


お母さん、うまい！(笑)
と私は心の中で思いましたが(笑)


精算後、男の子のわめきは収まりません(笑)

最初は何言ってるのかわからなかったのですが
「△○×，・¨～（きっと玩具の名前）っっ買いたい！！」
とずーっと言ってました(笑)

しばらく店内にいたようで
（お母さん、無理やりでも引っ張って帰ればいいのに(笑)と思いつつ）
わめき声は店内に響き渡ります(笑)

１０分ぐらいしたら外に出たのか聞こえなくなった
いやいや、でも外でもわめいてたらしく聞こえてきましたよ(笑)

もうー笑えて笑えてしょうがなかったですよ(笑)
１人でニヤニヤしてたのをお客さんに見られちゃいましたけど(笑)



いやぁーでも、「置いてくよ」で思い出したんですが
うちだったら絶対本当に置いてかれてたなって思いました(笑)

私わがままっ子だったから駄々こねて「置いてくよ」って言われたらそれは本当なんだよね、うちの場合(笑)

なんか面白かったです(笑)

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