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モニターには青年が映り。
ノイズが酷く、サー・・と音を立ててるが
確実にその青年の姿と声を拾っていた。
01クルス「どうしてもこうしてもあるか、俺には時間がない」
02リオ「回収屋のお前が?身は保障されてるだろ」
03クルス「動物小屋から脱走してきたんでね」
04リオ「!・・・クルス・・お前・・・」
05クルス「”俺の回収物”を取りに来た。忘れ物だ」
06リオ「っ・・そうか・・・思い出したのか」
07クルス「あの時・・。襲撃事件で、リオ、お前が俺を見つけてくれなかったら、今俺はいなかったよ」
08リオ「でも俺は!レイラちゃんをっ・・・。レイラちゃんを・・・助けられなかった・・・」
09クルス「あいつは大丈夫だ。・・お前が俺を組織に渡したのも、レイラを人質にされてたからだろ」
10リオ「ぁ・・・あぁ・・。襲撃事件はお前を狙ってだ。レイラちゃんがお前の妹だってことも調べたんだろうな・・
血まみれのレイラちゃんがあいつらに抱えられて・・・俺の目の前に・・・。
俺は意識を失ってたお前を渡すしかなかった・・」
11クルス「だから・・、あいつは無事だ。それに、もうそれを悔いることはない」
12リオ「え・・」
13クルス「俺とお前は主と従者の前に、親友だ」
14リオ「クルス・・・」
15クルス「それにもう一つ。俺はその過去を清算しにいくんだからな」
16リオ「・・・ありがと・・」
17クルス「さぁ・・行くぞ」
18リオ「あぁ」
青年はカメラに向かってニヤと笑い。
弾丸一発かまし。
受信側のモニターにはモノクロとノイズが入った画面とザーーーッッという
耳障りな音だけが残った。
その終始を観ていた黒い影は動き出した・・・。
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