昨日は専門友達に誘われて「ミュージカル黒執事 千の魂と堕ちた死神」を観にいきました。
しかも!春日井まで!!(結構遠い(笑))
前作の鑑賞会は観に行き、生の演技を見るのは初めてで期待はしていましたが…
なんとも”薄っぺらい芝居”で、まぁ「娯楽演劇か…」って感じでした。
主役を張っているのはいずれも若い役者。
でもベテラン勢は脇役といえどもうまい。
その差がハッキリとわかる劇でした。
若い役者にいえるのは、台詞が一本調子、抑揚がない、安い芝居をやる…と。
にしてもセバスチャン役の松本くんか、プロミネンスやりすぎだろって感じで抑揚の付け方がうまくないから逆に聞き取りにくい、しかも早口で分かりにくい台詞だからなおのこと。
契約する以前と以後の変わりようが全くないっていうのも気になった。
私としては”悪魔”としてのセバスチャンと”執事”としてのセバスチャンの芝居を大きくハッキリと出してほしかった。
シエル役の子は…まぁまだ小さいしあれだけど…渇舌なんとかしようか(笑)って感じかな(笑
あと、やっぱりね、言葉のキャッチボール全然全くなってないのよね…^^;
まだ前作のシエル役がよかったかなって感じかなぁ。
なんで起用したのかわからないけど(笑
私がうまい!って思ったのは、アバーラインと葬儀屋とグレルかなーって。
アバーライン役の人はほんっとにキャリアある人だからね。
常にお笑い担当だったけど、間の取り方が絶妙すぎる。さすがだって思ったね。
葬儀屋は、遊んでいる所と冷めるところの切り替えがイイ!
でさ、脚本もまた問題あると思うんだよねー。
っていうか腐女子受け狙いすぎだろっていう展開。
ベタだし臭いし、なに?この安っぽい劇は…って思っちゃった。
こんなの見せられても感動も何もできないんだけど;って感じだったなぁ。
しかも黒執事って、残酷で人の闇を描き、光を出さず、でも美しいっていうのが原作なのよね。
でもなにあの展開は…。
友情っつーか、”BLカップル”みたいなものだし。
なんだろうか…この原作を貶された感は…(笑
まぁ役者の芝居の安っぽさもあったからなおのこと、か。
ただ叫べばいいっていうもんじゃねーぞごるぁー!って感じだわさ。
もう、なんだか、さ、こっちの感情置き去りにして、安っぽい劇を見せられてる感がずっとしてた。
「はい、これで満足でしょ?」って。
一番印象に残ったシーン。
”アバーラインタイム”(笑)
なに、箸休めのおふざけタイムが一番印象に残ってていいのか!?
もっと!もっと!深みのある芝居を…演劇をみせてくれ!!
薄っぺらいものなんざいらん!
ただのファンならごまかせるかもしれんが、プロの役者を目指す私はごまかされんぞ!
まぁ、チケット代は友達持ちだからいいのだけれどね。。
友達もプロの役者を目指しているのに、あれで満足するとは…。
レッスン先の社長に言われているのにね「そういう演劇じゃなくて、本当にためになる演劇をみにいきなさい」って。
あれをみたってためにはならんだろう。
でも私のお金持ちだったら、今よりもっと腹立って帰ってきとったなぁ~。
「金かえせ!!」って言ってしまいそうだ(笑
でもなぜ今の人たちって芝居が薄っぺらいと感じるのだろう。
表面上だけで演じている感が否めない。
私も気をつけなきゃいけないが…。
あぁー、このまま書き続けているとただの不満だけになるのでやめます!
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