元彼と付き合っていた時の彼の日記を久々見つけ、読んでみた。
その当時、お互いのブログを知っていて読みあっていたからそこから些細なことで喧嘩したりしました。
ですが、今改めて読んでみると彼が本当に望んでいたことが少しわかったような気がします。
「愚かさも、弱さも、脆さも…全て受け入れて欲しい…」
私はその当時は、それが受け入れられなかった。
「弱さは強さへと変えることが重要」だと考えていたから、もしくは努力をするべきだ、と。
彼が言っているのはただの怠慢にすぎない、と。
今でもそれは「弱さは強さへ変えるべきだ」と思っています。
多分それを止めてしまったら人は成長しないから。
だけど、大切な大好きな人にはそれさえも受け止めて欲しいと、そうすれば弱さを強さに変えられる勇気が出る…そうなんだよね。
私も今そう思うから。
ただ何故今そう思えるか。
まだ私の弱さを全て見せているわけではないけれど、きっと受け止めてくれるだろう人がいるから。
それに昔にはわからなかった彼の強さが今はわかる。
「どれだけ酷い事を言われようが、傷つけ傷つけられても、絶対その手を離さない…」
それは強さだよ。
淋しさからくるもの、独りにはなりたくないという欲からくるものだとしても、それは強さだ。
こうやって昔とは違う視点で物を見られている。
それは今ではなく過去だからなのかもしれないし、もし今同じ様なことが起きたときに昔と同じ様になってしまうのかもしれないけれど。
だけど、これは確かに私の中で何かが動いた証拠。
なんだろうか。
時が齎した変化なのかもしれない。
日常の積み重ねが起こしたのかもしれない。
だけどこれだけは言える。
誰かが私にくれた温もりがこうしているのだと。
『…ひとりでいられる強さをもつ人は、ずっとひとりでいないといけないのでしょうか…?』
ひとりでいられる強さをもつ人は、ふたりでいるともっと強くいられる。
たとえひとりが倒れても待っていることができる。
支えてあげることもできる。
ひとりでいられる強さをもつ人は、誰かに強さをあたえられる。
だってひとりでいられる強さをもつ人は、弱さをしっている人だから。
歯をくいしばって立ち上がってきた人だから。
…でもごめんね。
ひとりにしてしまって。
今私ができることは何一つないけれど。
あなたの弱さを全て受け入れて優しく包み込んでくれる人のそばで、あなたの幸せが訪れますように…。
昔の私は求めることばかりで、与えること、受け入れてあげることを知らなかった、知っていたとしても出来なかった。
だけど、今度はちゃんと与えてあげられたらいいな。
この中にある温もりを今度は誰かに。
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